建築関係の用語をまとめてみました。
この解説だけでなく、他のサイトなどの閲覧もしてみて下さい。
あ
大引き | 1階の床組の重要な部材で、床を支え、大引きの端は土台に止められています。 |
アンカーボルト | 基礎と土台を連結させるボルト。 |
SRC基礎 (蓄熱床工法) | 床下に砂利層とコンクリートを満たした完全密封構造。 |
縁甲板 (えんこういた) | 縁側等の床の仕上げに張る部材のこと。 |
犬走り (いぬばしり) | 軒下の建物の外周部に、雨水が建物に浸透しないように地盤面に土間コンクリートなどを設けたもの。 |
か
給排水設備工事 | 型枠ばらし完了後、水道・排水・雨水などの先行配管工事を行ないます。 なぜ先行配管工事を行なうのか? それは床下に配管が通るからです。 |
基礎パッキン | 木造の建物の基礎(コンクリート部分)と土台(木)の間に挟む床下の換気を目的とした緩衝材の総称。 |
腰壁 | 壁の下半分に板材等を張りめぐらせた壁のことで、腰の高さに相当する90cm程度の高さに張られた壁の事。壁は、床面から腰の高さ程度までの間に傷・汚れが生じやすいため、それらに対応する壁の仕上げとして施工される。 |
合板 (ごうばん) | 薄くスライスした単板を数枚、接着剤で張り合わせたもので、単板の繊維方向が1枚ごとに交差するように張り合わせることで、強度を高めた建築材料です。 これを構造躯体に使えるようにさらに強度を高めたものを構造用合板と呼んでいます。 |
コンクリート立ち上がり打設 | 型枠を組みアンカーボルトの位置などを確認後、立上り部分にコンクリートを打設します。打設中はバイブレーターなどで余計な空気や水分を抜き、しっかちと締め固めを行います。その後、立ち上がりの天端部分(一番上の水平な部分)にセルフレベリング剤を流し込み天端を平らにします。 |
型枠組 | 所定の形にコンクリートを打ち込むのに用いる、木材や金属で組んだ仮設の枠。 |
コンクリートベース打設 | 鉄筋組み完了後、基礎施工範囲に15センチ程の厚さで、ポンプ車など使い生コン(生コンクリート)を流し込み、金ゴテ(表面を綺麗に仕上げる道具)などを使い平らに仕上げます。 基礎施工範囲を生コンを流し込むことによって、湿気防止の効果もあります。 |
瓦桟 (かわらざん) | 瓦がずり落ちないように野地板の上に打ち付ける木の桟。 |
ケイカル板 | 正式名称「珪酸カルシウム板」といい、消石灰、珪藻土、石綿に水を混ぜて練り合わたもので、耐火性に優れ、 比重が軽いため幅広い用途で使われている材料です。 |
化粧石膏ボード (けしょうせっこう) | 石膏ボードの表面を化粧加工したもの。 |
格天井 (ごうてんじょう) | 格間によって形成された天井。 |
さ
砕石転圧 (さいせきてんあつ) | 掘削工事完了後、基礎内部に7~15センチ位砕石を敷き込み、基礎が沈まないよう十分にプレート(砕石に振動を与えながら、砕石同士の隙間を埋め締め固める)転圧を行い、住宅基礎に必要な地耐力を出します。 |
捨てコンクリート | 砕石の上に、防湿シートを敷き込み、基礎が出来る全ての部分に、生コンクリートを流し込みます。生コンクリートの厚さは5センチ程の厚さです。捨てコンクリートは平らに打設出来れば問題ありません。 |
地盤改良 | 地盤調査の結果、軟弱地盤と診断された土地に対し、建設する住宅が沈下しないよう基礎の下の地盤を補強することです。 |
砕石地業 | 根切り底に砕石を敷き、ランマーなどで突き固める地業。 |
墨出し | 建築工事において、仕上げ工事の前に、基礎の位置や建物の柱の中心線の位置など、工事の基準となる線を構造体などにしるすこと。 |
上棟式 (じょうとうしき) | 建物の守護神と匠の神を祀って、棟上げまで工事が終了したことに感謝し、無事、建物が完成することを祈願する儀式。 |
地鎮祭 (じちんさい) (とこしずめのまつり) | 土地の悪霊を祓い、土地の神を祝って敷地を清め、工事の安全と無事な完成をお祈りし、家が何事も無く、永くその場所に建ち続けることができることをお祈りするお祭りです。 |
地盤調査 | 構造物などを立てる際に必要な地盤の性質の把握などを目的として、地盤を調査することである。 この調査により、地盤強度などが判明し、設計を行い構造物が施工できるようになる。 |
た
耐力壁 | 建築物において、地震や風などの水平荷重(横からの力)に抵抗する能力をもつ壁のこと。 |
土台敷 (どだいしき) | 基礎コンクリートの上に土台や大引を設置していく作業です。 |
建方 | 現場において構造材を組み立てること。木造建築では土台・柱・梁・小屋組を組み上げる棟上げまでの作業。 |
断熱材 | 外気温の影響を和らげ、屋内の温度を一定に保つ部材です。 |
垂木 (たるき) | 屋根を構成する野地板を支える斜めの構造材。 |
トップライト | 採光や通風のため、屋根に設置される窓。 |
透湿防水シート (とうしつぼうすいしーと) | 水は通さないが、湿気(水蒸気)は通す性質をもつシートである。 |
土間コンクリート | 平面的に打ち込むコンクリート。 地面に砂利や砕石などを敷き込み、突き固め、その上に直接コンクリートを打ってつくられた床。 |
な
ニッチ | 省スペースでインテリアのアクセントを演出できる飾り棚。 |
根切り | 基礎を造る場合の、土を掘削して所要の空間を造ること。 |
野地板 (のじいた) | 屋根瓦などを固定する屋根面の下地合板。垂木の上に合板を張り、その上にルーフィングを施工する。 |
軒裏 (のきうら) | 軒の下面の外部に面している部分のこと。軒下からの見上げ部分。 |
長押 (なげし) | 和風建築で,鴨居(かもい)の上や敷居の下などの側面に取り付けた,柱と柱の間をつなぐ横材。 |
は
防湿シート敷込 | ビニールで出来た、幅約1メートル厚み0.1ミリほどの透明なシートです。地面から上がる湿気を、住宅に上がらない用にするものです。 |
配筋工事 | 基礎の底にあたる底盤(コンクリートスラブともいう)を先に行い、その後基礎の立ての部分にあたる立上り部分を行います。鉄筋と鉄筋は結束線で結んで固定します。これをしておかないとコンクリートを打設するときに、鉄筋がずれてしまうことがあるからです。 |
柱立て (はしらだて) | 家屋の建築で、初めて柱を立てること。 |
防音ボード | 防音・断熱・クッション効果の高い下地材。 |
巾木 (はばき) | 床と壁の継ぎ目で、壁の最下部に取り付ける細長い横板の事。床と壁の境目となり、汚れたり、壊れやすい壁の下部を保護するのが目的。 |
配筋検査 | 鉄筋が正しく配置されているかどうかを確認する検査のことです。 |
ま
窓台 (まどだい) | 窓の下部にある柱間に渡した横架材。 外部サッシなどが取り付く開口部下端の横部材。 |
棟換気 | 小屋裏内の結露による木材の腐食を軽減させ、断熱材性能の維持とともに建物の耐久性を高める効果があります。 |
や
遣り方 | 建物の外周部から、約50~100センチ程離した所に杭を差し込み、レーザーレベル(高さを確認するために使う機械)などを使い、 GL(住宅の基準となる高さ。主に敷地の土の高さ。)から50~70センチ上がった場所で平行に、9センチ程の幅の貫き板と呼ばれる板で、建物の周りに囲いを作ることです。 建物の配置を、貫き板の部分に移し印を出します。非常に重要な作業です。 |
床下張材養生シート | (ゆかしたはりざいようじょうしーと) 床下張材を雨や汚れから守る半透明養生シートです。 |
屋根組 | 屋根荷重を支え、勾配を形成する骨組みです。たるき、母屋、小屋束、小屋梁、軒桁により構成されます。 |
屋根下葺き | 屋根葺き材の施工に先立ち、防水性を向上するために屋根の下地全面にシート状材料を敷設すること。 |
ら
ルーフィング | フェルトにアスファルトをしみこませた防水材料。屋根葺(ふ)き下地などに用いる。 |